12月 2011
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「DJやっかぁ」
コートを脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれのパーカーを整えた。ターンテーブルの前に立ち股を開く。
既に針を装着し、俺のミキサーは信号の入力を待つ。
「俺の男一人のDJタイムだぜ」声に出していう。
「独身はやっぱ孤独」
やおらレコードバッグの中から、ズルムケ状態の12”を取り出す、手にヘッドホンをたっぷり取り、逆手でボリュームをこね回す、
「ブチッ、ブチッ」レコードノイズの音が俺の脳内を更に陰鬱にする。
「独りぼっちたまんねぇ」サブベースのウォブルに合わせて、涙をぽたぽたさせる。
「独りの年の瀬にゃあこれだよ」ラッシュを吸い込む。
「スッ、スッ、スッ、スッ」顔から熱くなり、やがて頭の中が真っ白になる。
「独り、独り」「田舎のおふくろ」
頃合いをみて尿意が届く。俺は自分のこの現実が嫌いだ。...